オクターブ・1/3オクターブ 実時間分析プログラム NX-43RT 取扱説明書

計測画面は、グラフ画面と数値一覧画面の2種類があります。
画面の切り替えは、メニューリングの「一覧表示」をタッチ、または「Menu」-「表示」-「分析結果表示」で行います(分析結果表示)。

ノート

  • 実際に下図のような表示になることはありませんが、すべての文字が表示されたものとして説明します。

3.1 グラフ画面

画面の見方

番号 名称 内容
1 ストアモード メモリに保存するときのストアモードが表示されます。
タッチすると、ストア画面が表示されます。
Manual、Auto、Timer Autoの3つのストアモードがあります。
2 Menu/測定状態

タッチすると、Menu画面が表示されます。
以下のマークは測定状態のときに表示されます。

測定中に点滅表示されます。
また、インジケータランプが赤色で点滅します。
Timer Autoモードまたは遅延測定での測定待機中に点滅表示されます。
また、インジケータランプが青色で点滅します。
Manualストアモード時、測定状態でPAUSE/CONTキーが押されると、一時停止中となり、点滅表示されます。
また、インジケータランプが青色で点滅します。
※ 波形収録の録音機能を設定している場合、この機能は使用できません。
カレント状態でPAUSE/CONTキーが押されると、一時停止中となり、表示されます。
操作ロック時に点滅表示されます。
メニューリングの操作ロックをタッチすると、すべての設定値がロックされます。
画面消灯、操作ロック解除以外の操作は受け付けなくなります。
電源をOFFにするときは、操作ロックを解除してからPOWERキーを押して電源をOFFにしてください。
3 チャンネル名、中心周波数 カーソルで選択しているグラフのチャンネル名(Main、Sub1~3)、周波数バンドパワー合成、または周波数バンドの中心周波数を表示します。
4 測定量 カーソルで選択しているグラフの測定量を表示します。
5 周波数重み付け特性

各チャンネルに設定した周波数重み付け特性が表示されます。

A A特性
C C特性
Z Z特性
6 過大信号表示
UN (White on black)
(白抜き)
サウンドレベル、オクターブバンド分析それぞれの過大信号を検知すると最低1秒間表示されます。
UN 演算中に過大信号があると表示されます。次の演算測定が開始されるまで演算結果の画面に表示されます。
7
8
コンパレータ
コンパレータレベルライン
基準信号出力 IO端子でコンパレータ(外部機器制御用のオープンコレクタ信号)を選択し、下記の2項目を満たした場合に表示されます。
・指定したチャンネル(Main、Sub1~3、Bandから選択)が設定レベル(30dB~130dB)を超えたとき
・指定したチャンネルまたは周波数バンドにカーソルを合わせたとき
また、グラフ画面にはコンパレータレベルのラインが表示されます。
9 過小信号表示
OV (White on red)
(白抜き)
サウンドレベルの過小信号を検知すると最低1秒間表示されます。
オクターブバンド分析に対する表示はされません。
OV 演算中に過小信号があると表示されます。次の演算測定が開始されるまで演算結果の画面に表示されます。
10  レベル表示 カーソルで選択しているグラフのレベルを表示します。
11 カーソル 表示しているグラフからチャンネル、周波数バンドパワー合成、周波数バンドを1つ選択するカーソルです。
バーグラフをタッチまたはメニューリングの< 周波数> 周波数をタッチするとカーソルが移動します。
12 レベルバー
A
Main
Mainのサウンドレベルバーです。常に表示されます。
バーの下には設定した周波数重み付け特性を表示します。
CZA
Sub1~3
Sub1~3のサウンドレベルバーです。
バーの下には設定した周波数重み付け特性を表示します。
「Menu」-「測定」-「サブチャンネル」画面で「On」に設定されたSub1~3が表示されます。
P)
周波数バンド
パワー合成
「Menu」-「測定」-「オクターブ分析」画面で選択した周波数バンド範囲の周波数バンドパワー合成(POA)のレベルバーです。
バーの下には「P」と表示します。
「Menu」-「測定」-「オクターブ分析」画面で「周波数バンドパワー合成」(POA)を「On」にした場合に表示されます。
13 NC曲線 「Menu」-「表示」画面の「室内騒音評価」を「NC」に選択すると表示されます。
14 重ね合わせグラフ 重ね合わせ設定を「ON」にすると、保存データのグラフを重ねて表示します。
15 各周波数バンドの
レベルバー

周波数バンドごとのレベル値をバーグラフで表示します。オクターブバンド分析では16 Hz~16 kHzの11バンド、1/3オクターブバンド分析では12.5 Hz~20 kHzの33バンドです。
周波数バンドパワー合成で選択している周波数バンド範囲のグラフは、濃緑および薄緑で表示します。

表示色について

分析モード
「周波数バンドパワー合成(POA)」がOffの場合 「周波数バンドパワー合成(POA)」がOnの場合
オクターブ
バンド
濃緑 濃緑
周波数バンドパワー合成の選択範囲外:灰色
1/3オクターブ
バンド
オクターブバンド中心周波数:緑
1/3オクターブバンド中心周波数のバンド:薄緑
オクターブバンド中心周波数:緑
1/3オクターブバンド中心周波数のバンド:薄緑
周波数バンドパワー合成の選択範囲外:灰色
付加バンド
(オクターブ
バンド)
黄色 黄色
付加バンド
(1/3オクターブ
バンド)
オクターブバンド中心周波数:黄色
1/3オクターブバンド中心周波数のバンド:ベージュ
オクターブバンド中心周波数:黄色
1/3オクターブバンド中心周波数のバンド:ベージュ
16 周波数表示 周波数バンドのレベルバー表示の目安として横軸に、16 Hz、63 Hz、250 Hz、1 kHz、4 kHz、16 kHzの周波数を表示しています。
17 情報表示バー

メニューリングの「情報切替」をタッチするごとに、表示される情報が切り替わります。

① 交流(AC)出力として、サウンドレベル(Main、Sub1~3)、Bandが選択できます。Band選択時は周波数情報が表示されます。
② 直流(DC)出力として、サウンドレベル(Main、Sub1~3)、Band(POAまたは周波数)が選択できます。Band選択時は、POAまたは周波数情報が表示されます。
③ 周波数バンドパワー合成(POA)のバンドの設定範囲(下限 - 上限周波数)が表示されます。
④ NC曲線の評価結果が測定終了時に表示されます。

※「情報切替」は、メニューリングの一番右にある …< をタッチすると表示されます。
情報表示バー

18 メニューリング

メニューリングの一番右にある メニューリング…< をタッチするごとに、表示されるメニューが切り替わります。
メニューリング

レンジ バーグラフの上限と下限を設定します。
周波数重み 各チャンネルの周波数重み付け特性を設定します。
時間重み 各チャンネルの時間重み付け特性を設定します。
校正 校正画面を表示します(「操作編」参照)。
周波数 表示したいチャンネル、周波数バンドパワー合成、周波数バンドを切り替え表示します。
カーソルを移動します。
表示切替 画面表示を切り替えます。
LeqストアLpストア
(Manual)
Manualモードのときに表示されます(「操作編」参照)。
測定後のデータ保存で「キャンセル」を選択した場合でも、再度データを保存することができます。
メニューリングに「Leqストア」が表示されるので、タッチするとLeqストアデータ(LeqLELmaxなど)が保存されます。
ポーズ時は「Lpストア」が表示され、タッチするとLpストアデータを保存します。
画面保存 表示されている画面のスクリーンショットを保存します(「操作編」参照)。
印刷 表示されている画面を印刷します(「操作編」参照)。
操作ロック 操作ロック機能のOn/Offを切り替えます。
画面消灯、操作ロック解除以外の操作は受け付けなくなります。
電源をOFFにするときは、操作ロックを解除してからPOWERキーを押します(「操作編」参照)。
画面消灯 バックライトを暗くします(「操作編」参照)。
グラフ表示 分析結果の表示を切り替えます。
一覧表示中は「グラフ表示」、グラフ表示中は「一覧表示」と表示されます。
情報切替 情報表示バーの表示を切り替えます。

左右にスクロールして表をご覧ください。