2.1 プリアンプの必要性
コンデンサマイクロホンは小容量の容量性変換器であるため、インピーダンスが高く、特に低い周波数では非常に高くなります。
したがって、低域周波数まで一様なレスポンスを得るためには極めて高い負荷抵抗が必要です。
マイクロホンの静電容量と低域遮断周波数(低域カットオフ周波数)の関係は次のようになります。
また、マイクロホンの出力をそのままシールド線で延長するとコードの線間容量のために感度が著しく低下してしまいます。
したがって、マイクロホン出力を直接、高インピーダンスで受け、低インピーダンスで出力するプリアンプを用います。