4 周波数重み付け特性
騒音計の周波数重み付け特性A、C、ZおよびGは、次の図のような電気特性を持つ周波数重み付け回路により実現されています。
音の大きさの感覚量は音圧レベルだけでは定まりません。たとえば、同じ音圧レベルの音でも低周波数域と高周波数域では感覚的な音の大きさに差があります。A特性で測定した値は音の大きさの感覚に比較的近いことがわかっており、一般的な環境騒音の評価(騒音レベルの測定)として、日本だけでなく国際的にもA特性が使われています。
Z特性は広範囲で周波数特性が平たんであり、騒音レベルではなく広帯域で音圧レベル(物理量)の測定を行う場合や、測定音の周波数分析などを行う場合に利用します。
C特性もほぼ平たんな特性ですが、Z特性と比べると31.5 Hz以下の低周波数域と8 kHz以上の高周波数域が減衰します。
風雑音などの背景騒音の影響を除いた音圧レベルの測定や周波数分析、衝撃騒音などの評価にC特性を使用します。
G特性は、10 Hzを基準とした人の超低周波音に対する感覚閾値を元に決められており、人の耳で聞き取れる音の影響を小さくし、逆に聞こえづらい超低周波音成分を抽出する特徴があります。そのため、1 Hzから20 Hzの超低周波音による心理的、生理的影響を評価する際にはG特性を使用します。