3 マイクロホン延長コードの影響
マイクロホン・プリアンプと騒音計本体間をマイクロホン延長コードで延長した場合、コードの長さによって測定可能な音圧レベルと周波数が制限されます。これは延長コードの持つ容量によるもので、コードが長くなるほど測定できる音圧レベルと周波数が低くなります。マイクロホン延長コードは次の種類があります。105 mまでが計量法の検定の対象です。コードは複数本使用して、延長することも可能です。
延長コードEC-04シリーズ
型式 | 長さ |
---|---|
EC-04 | 2 m |
EC-04A | 5 m |
EC-04B | 10 m |
EC-04C | 30 m(リール部)+5 m(中継コード) |
EC-04D | 50 m(リール部)+5 m(中継コード) |
EC-04E | 100 m(リール部)+5 m(中継コード) |
次の図に延長コードの長さに対する測定可能音圧レベルと周波数の関係を示します。
たとえば、132 dBの音圧を10 kHzまで測定する場合、約500 m以下の延長コードが使用可能です。